さだまさし 夢回帰線

フォーク界の巨匠 さだまさし が1987年に発売した大作アルバムです。
「音楽の世界旅行」と銘打ち、世界各地を題材にした楽曲が中心です。

全体的にオリエンタルなムードに包まれており、さだまさしの数多くのアルバムの中でも異色です。
⑨の「風に立つライオン」はさだまさしを代表する大曲で、ファンでなくともこの曲を知ってる人も多いと思います。

1. バニヤン樹に白い月
2. 6ヶ月の遅刻~マリナ・デル・レイ
3. pineapple hill
4. シ バス パラ チリ~もしチリへ行くなら
5. 男は大きな河になれ~モルダウより
6. 時差(タイムラグ)~蒼空に25¢
7. 回転木馬
8. 東京
9. 風に立つライオン

①は神秘的な開放感が素晴らしく、スタートとしては最高の曲。
②は最高のポップス的アプローチの美しい曲。
③もシンプルで美しい曲。
⑤も壮大な曲。
⑧はさだ特有の社会性を帯びた歌詞が非常に共感できるし、最高に美しいシティッポップ。
⑨はさだまさし最高傑作の大曲。

この頃は、数年前に自身が製作した映画「長江」の制作費が莫大になりすぎて、30億円以上の借金を背負う大変な時期でした。
しかもチャート順位が落ち始めたのもこの頃と運悪く重なるんだよな~。

そんな時期にありながら、借金返済のため多数のコンサートを行いながら、アルバムも年に一枚は出していました。
楽曲もかつてほどの大ヒットも収める事もありませんでしたが、このアルバムはオリコン8位と大健闘。

この頃のさだまさしの声は高音は維持しながら若い頃よりも太くなり、まろやかで優しさを帯びた声に変化していました。
また相変わらず文学的哲学的な作詞能力は他の追随を許さず、「風に立つライオン」という大曲も作り上げました。

この「夢回帰線」は数多くのさだまさしのアルバムの中でも、最もお勧めできるアルバムの一つです。
もう30年以上前のアルバムなんですが、古臭さが全く無いのも凄いです。

結構売れてるので、レコード・CD共に入手は簡単ですが、聴くならレコードが最高に音が良い!!
超お勧めのアルバムです。

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